I-NAIL-Aが行っている、ネイルスペシャリスト技能検定試験。
INA検定と呼ばれるこの資格は、ネイルの専門学校で採用されていることでも、有名です。
一般からの受験も可能なため、ネイリスト技能検定、ジェルネイル技能検定と合わせて、取得しているネイリストも多いですよ。
ネイルスペシャリスト技能検定試験の試験内容は?
ネイルスペシャリスト検定には、 学生やネイル初心者向けのA級/SA級 プロネイリストを目指す人向けのPA/AA/AAA級 があります。
PA/AA/AAA級は、点数によって級種が変化するため、一回の受験で最難関のAAA級に合格することも可能ですよ。
点数配分は、以下の通りです。
60点以上でPA級合格。 70点以上でAA級合格。
80点以上でAAA級合格。 試験内容は同じですから、最初からAAA級合格を目指すつもりで受験したいですね。
学科試験は50問中40問以上(80点以上)で合格となります。
一度合格した試験は免除されるため、PA級、AA級となり再チャレンジする場合は、実技のみの試験となります。
学科試験内容は、全級共通です。
消毒衛生、爪の仕組みや構造、技術についての知識などが求められます。
A級の実技試験内容は、ネイルケア、カラーリング。
SA級の実技試験内容は、ネイルケア、チップオーバーレイ、カラーリング。
PA/AA/AAA級の実技試験内容は、ネイルケアネイルチップ、スカルプチュア、カラーリングとなっています。
慌てず、一つ一つ丁寧に施術し、合格を目指しましょう。
ネイルスペシャリスト技能検定スケジュールは年3回。
札幌、東京、大阪、福岡では毎年5月、9月、1月に。
名古屋、沖縄では、毎年9月に受験できますよ。
ホームページのネイルスペシャリスト技能検定試験申し込みフォーム、もしくは、試験申込書をダウンロードし郵送で申し込みましょう。
郵送の場合は、受付期間に間に合うよう、余裕をもって送付してくださいね。
画像出典元:https://jpsk.jp/examination/genre/health.html
ネイルスペシャリスト技能検定試験の合格率は?
ネイルスペシャリスト技能検定の合格率は、A級/SA級とPA/AA/AAA級で大きな差があります。
公式に発表されていないため、正確な合格率は不明ですが、 学生、初心者向けのA級/SA級では8割程度、 プロネイリスト向けのPA/AA/AAA級では、4~6割程度だと言われています。
簡単に合格できる内容ではありませんので、受験するならネイルスクールなどで勉強するのが近道。
ですが、ネイルスクールの多くが、JNECネイリスト技能検定試験、JNAジェルネイル技能検定試験へ向けた指導を基本としています。
ネイルスペシャリスト技能検定コースのあるスクールを、近場で探すのは難しいもの。
そのため、ネイルスクールでJNECネイリスト技能検定所得を目指し、基礎ができてから挑む、というネイリストが多いようです。
ネイルスペシャリスト技能検定試験の受験料は?
ネイルスペシャリスト技能検定試験の受験料は、以下のように、級によって異なります。
A級は10,000円(税別) 学科、実技のいずれかを再受験する場合は7,000円(税別)です。
SA級は、12,000円(税別) 学科、実技のいずれかを再受験する場合は9,000円(税別)です。
PA/AA/AAA級は、15,000円(税別) 学科、実技のいずれかを再受験する場合は12,000円(税別)です。
学科、実技ともに合格科目は期間、回数の制限なく免除を受けられます。
納得いくまで腕を磨いてから、再チャレンジできるのが嬉しいですね。
さいごに
ネイリストとして必須の資格ではありませんが、持っていると一目置かれるネイルスペシャリスト技能検定。
合格者には、根っからのネイル好きが多く、ネイルサロンで即活躍できる人材が集まっているそうです。
サロンで実際に働き始めてからでも良いので、是非手に入れておきましょう。
また、義務教育中で、ネイリストになりたい!という学生の場合。
一般的な高校や大学を卒業後、ネイルスクールへ通うのではなく、初めからネイルスペシャリスト技能検定が取得できる専門学校へ入学するのも一つの手。
在学中に資格を取得することで、卒業後すぐに夢を叶えることができますよ。